どうなるコンサドーレ札幌

昨日のスポニチから
石屋製菓がユニホームスポンサーのサッカーJ2札幌が混乱した。ユニホーム姿の選手のポスターをめぐり、掲示の自粛や回収を検討。石屋製菓石水勲社長(61)は同クラブの取締役でもあり、16日にも進退伺を提出する事態に発展。クラブも、16日の京都戦(西京極)を控え、動揺を隠せない様子だ。
J2で首位を独走する札幌が、ピッチ外での問題に悩まされた。ユニホームには、問題の商品「白い恋人」のロゴが胸に大きくついており、イメージダウンは必至。チーム創設時(96年)からの大スポンサーの不祥事だけに衝撃は大きい。 この日は、クラブの児玉芳明社長(70)と石水社長がトップ会談。今季はユニホームスポンサーとして継続する方向で一致したものの、児玉社長は「雪印不二家のように(問題が)大きくなれば、対処の仕方を考えなければいけない」と話した。石屋製菓では、ユニホーム姿の選手が出演するテレビCMの自粛も検討。ということは北海道ではAC公共広告機構のお世話になりそうです。クラブではJR北海道の各路線に掲示している選手のポスター回収なども視野に入れた。札幌厚別、室蘭、函館で行われる今季ホームゲームでは、石屋製菓売店の撤退を決めた。石屋製菓のスポンサー料は推定1億円1000万円。札幌市西区にある「宮の沢白い恋人サッカー場」を運営し、ここでチームが練習している。同社の経営が悪化したらチームの存続は難しくなる。児玉社長は「(スポンサーの撤退は)そうならないように祈る」と険しい表情を浮かべた。

 石水社長はこの日午後、札幌市内で記者会見し「コンサドーレのファンにも申し訳なく思う」と陳謝。「(不祥事は)これですべてと自信を持って言える」と言い切った。クラブ役員の去就については、23日のクラブの取締役会で決まる。

 チームは同サッカー場で練習し、午後に新千歳空港から空路大阪入りし、京都へ。練習には児玉社長が訪れ、三浦俊也監督(44)に事情説明。練習後、三浦監督は「語弊があるかもしれないが、(スポンサーとして)お世話になっているので…」と話すにとどまった。